筑波大 STEAM Leadership Program

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第9日目 久野 譜也 氏 講演

9日目 久野 譜也 氏 講演

10/29(火)

『人生100歳時代の健幸社会を実現するSmart Wellness City 』を講義

100歳時代において生きがいを持って生き抜くための秘けつと、その実現をサポートできる都市づくり、及び社会システムの方向性、さらにそれを支えるビジネスの役割についての講座。

2025年問題、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費などの社会保障費の急増が懸念されている問題。それは2040年まで続くという。70歳まで働いたとしても30年は生きなければならない。それには、健康寿命を延ばすことが必要だ。

1日に8000歩く事が健康で長生きできる事は研究発表され今では認識されつつあるが、知っているだけで、それを実践している人はまだ半数に満たない。無関心層の対策が必要。

そのためにはどうしたら良いのか課題を創造してみた。ヘルスリテラシーの差は都市の構造によって変わるのではないか?と久野先生は考えた。

海外の事例を研究してみると、ロンドン、パリ、ニューヨークなどはWalkable City歩いて暮らせる街を目指し開発が続いている。ドイツのフライブルク市では47年前より行政と住民・企業が一体となって環境対策に取り組み市街地への車の乗り入れを規制し、今では市民が使う保険料も減っているという、地域イノベーションが起きたのだ。

日本では、個人での意識レベルは高く、高齢者の運動への定着も悪くはないが一部に偏っている。地域全体で取り組み生活しているだけで自然と健康になり、医療費の削減などのイノベーションが起こるようなWalkable Cityの実現が本当に必要だと感じたと同時に、日本での実現は地域、自治体との連携部分でまだまだ課題があるように感じた・・・。

ワークは、「地域で無意識のうちのうちに1日8000歩に相当する行動をとってもらうには?」に焦点をあてて、アイデア出しをした。

アイデア出しをしていく中で、自分がいかに歩いていないかが実感できた・・・。(ヤバイ)

それと名言をいただきました!

「常識に我々は支配されているが、研究は人を信じさせるには良い事だ!」By久野譜也。

 

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