生学 Rare-nics

04講師陣Lecturer

プログラムを担当する
豪華講師陣

本プログラムは、
有名講師陣による講義と最新分野を俯瞰できるグループワークから成り、組織を成功に導くための戦略的マネジメントの実践聴講と、講師と受講者という通常の関係を越えた自由な討議が特徴です。

コロナ禍により第3期の開催は2021年度、秋からになります。表示されている講師は第2期の講師陣です。

落合 陽一Yoichi Ochiai

メディアアーティスト。筑波大学卒業、東京大学学際情報学府博士課程修了。2015年より筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰。2017年より准教授、筑波大学学長補佐。研究論文は難関国際会議SIGGRAPHなどに複数採択。その他各種受賞多数。 著書に「魔法の世紀」など。

1/14(火)

櫻井 武Takeshi Sakurai

題名:能動的低代謝を制御する神経機構の研究
内容:哺乳類や鳥類は、体温を一定の狭い範囲に維持している。しかし一部の哺乳類は、食物が十分に得られない時に、体温を能動的に低下させることによりエネルギー消費を抑える休眠、あるいは冬眠と呼ばれる状態を惹起して、全身機能を著しく低下させることにより対処する。この機構は冬眠動物以外にも備わっている可能性があり、それを作動させることにより人工的に冬眠状態を作り出すことが可能になれば、重症患者の組織保全、移植臓器の保護など様々な応用が可能である。本日は最近、講師らが見出した能動的低代謝を誘導する神経システムについて概説する。

9/3(火)

古橋 貞之Sadayuki Furuhashi

題名:資本主義の実践
内容:日本は資本主義体制をとっているが、実際に株式会社の設立から買収までを経験する人はそれほど多くない。それは予測が難しい失敗と学びの連続である一方で、多くのことが体系立てられてもいる。そのような体験と体系が常に共有され、実践され、更新され続けていることが、シリコンバレーが急成長を続ける源泉であると思われる。そこで、ここではソフトウェア技術者として会社を創業し、買収に至るまでの具体的な事例を元にして、次の起業について議論したい。

9/10(火)

植田 宏昭Hiroaki Ueda

題名:季節予報の社会実装に挑む
内容:異常気象に直結する半年から一年先までの季節予報の精度は、気候科学の進展により社会実装が可能な段階にあります。平成29年には気象ビジネスコンソーシアム(事務局;気象庁)が立ち上がり、産官の連携が始まりました。このような流れの中で「学」として大学は、季節予報の衣食住に関する生産調整、広範な社会インフラ等への利活用促進に向けて、最先端の気候変動科学を広く啓蒙することが期待されています。本講座では、具体的な季節予報の仕組みを講義するとともに、その利活用を考えます。

9/17(火)

瀬尾 拡史Hirofumi Seo

題名:医療CGを当たり前のものにする(…という夢)
内容:いまや映画やゲームで当たり前に使われているCGが、最近では医療の世界にも取り入れられ始めています。3Dプリンタで臓器の模型を作ったり、ARで現実空間の中に臓器を出現させる取り組みが紹介されることが多いですが、医療現場に本当に役立つことを考えた場合、必ずしも流行りの(最新っぽく見える)技術を使うことが正解とは限りません。医療CGを当たり前にするための工夫やハードルなどを、具体例とともにお話します。

9/24(火)

斎藤 環Tamaki Saito

題名:オープンダイアローグが拓く「対話」の可能性
内容:フィンランドで開発された「オープンダイアローグ」は、近年急速に注目を集めつつある精神病のケアの手法(思想/システム)である。入院や薬物抜きで、きわめて良好な治療成績を上げている。手法は治療チームと患者チームが車座になって「開かれた対話」をするだけである。変化を目的とせず、予測もプランもなしに対話を続けること。「事実」や「正しさ」にこだわらず、互いに主観性を交換し合うこと。そうした対話本来のあり方が、対話の新しい可能性を切り拓く。

10/1(火)

安田 秀一Shuichi Yasuda

題名:スポーツを切り口とした、日本のあり方の再定義
内容:入場者数がついに100万人を突破した全国高等学校野球選手権大会。100回以上の開催を数え、大会は国民的行事となっているが、都道府県間には大きな人口格差があり、強豪校には県外からの学生が集まるなど、著しくフェアネスに欠ける仕組みとなっている。過密日程による健康面の課題も大きい。野球以外でも多くの高校スポーツが都道府県対抗のトーナメント形式で行われるため、半数の学生は1試合しか経験できない。高校スポーツは教育と言えるのか。
翻って、地域の過疎化、一票の格差を放置し、中央であらゆる政策を決定し、地域の課題を拾えない日本の仕組みについて、スポーツを切り口に議論を深める。

10/8(火)

掛谷 英紀Hideki Kakeya

題名:「先見力」を科学する
内容:先見力のある判断ができる人と、そうした判断ができない人の差を、企業倫理や技術者倫理に関する事例研究と、インターネット上の言語資源を利用したビッグデータの機械学習による定量的研究の両面から論じる。前者については、東日本大震災における成功事例を中心に紹介し、後者については国会会議録やブックレビューの分析結果を中心に紹介する。

10/15(火)

久野 譜也Shinya Kuno

題名:人生100歳時代の健幸社会を実現するSmart Wellness City
内容:100歳時代において生きがいを持って生き抜くための秘けつと、その実現をサポートできる都市づくり、及び社会システムの方向性、さらにそれを支えるビジネスの役割について概説する。

10/29(火)

永田 恭介Kyosuke Nagata

題名:大学ガバナンスとマネージメントについて
内容:本学の幅広い教育研究活動を展開する研究型総合大学として、「国際性」と「学際性」を強みとして進行する大学運営改革に関する講義。少子化の進む中で、教育研究でどのように強みを発揮するのか。また、既存の学問分野の垣根を越えた協働を必要とする領域の開拓に積極的に取り組み、横のつながりによるシーズの発掘や実業界との繋がりでイノベーションを起こすなど、これまでの活動から経営まで、今後の可能性を踏まえた講義。

11/5(火)

岩田 洋夫Hiroo Iwata

題名:ハプティックスが創る未来社会
内容:1.自分の活動のなかで解決すべきテーマになった課題。
① ハプティックス: 視聴覚の壁をいかに超えるか。
② デバイスアート: STEMになぜアートが必要か。
③ エンパワーメント: テクノロジによる人間の補完・協調・拡張
2.自分が活動を行う中で大切にしている考え方
①「実装力」 作ってみないと問題は見つからない。
②「魅せ方力」 研究成果の本質をどうやって伝えるか。
③「やり抜き力」 最後は意思の強さが勝負。
3.自分が活動している分野における将来像と現状の課題
ハプティックスが普及した世界を作ること。課題はその起爆剤。

11/12(火)

初貝 安弘Yasuhiro Hatsugai

題名:現代物理学の視点,特にトポロジカル物質とはなにか
内容:脳の活動や携帯電話等の情報機器,原子から銀河まで世の中(宇宙)に存在する全ての物とそこで生起する現象は,一つ残らず全てが現代の物理学により矛盾なく記述される。この物理学の視点(普遍性)を階層性の概念と共に紹介した後,現代物理学の一例として,世界に対する新しい見方である2016年のノーベル物理学賞の対象となったトポロジカル物質についてその意味と意義を講義する。

11/19(火)

平山 素子Motoko Hirayama

内容:テクノロジーが進歩することで、様々な利便性を手に入れましたが、人間の身体の「感覚」がより強烈に問われるようになってきています。本講義では、受講者が実際に身体を動かすことで、身体を基盤として創造することの魅力と可能性を体験していただきます。さらに、社会における舞踊の価値を理解し、身体表現の役割を根源的な部分から整理することで、次世代が活性化する起爆剤として舞踊がどのように機能するかを検討していきます。

11/26(火)

山中 敏正Toshimasa Yamanaka

題名:デザインによる課題創造と感性科学によるこころの理解
内容:デザインは課題解決方法の提案だと考えられているが、その本質は設計やマーケットリサーチでは発見できない課題を創出することである。自ら課題創造を行い、その課題の重要性を示す技術がデザインを構築している。他方で、良いデザインは心のメカニズムを客観的に認識することで伝わり、感性科学の立場からこれを理解してきた経緯を説明し、これからの社会における問題創造の価値について考えてみたい。

12/3(火)

タグチヒトシHitoshi Taguchi

題名:身体の社会性
内容:わたしたちの誰もが持つこの身体は、一個体としての価値の証明であり、可能性の制約であり、誰かの心を動かす装置である。本講義では、座学そして実技をとおして、自らの身体が備えている能動性と受動性を再認識し、身体から起因する視座を学ぶ。私たちの身体は思いのほか正直なのだ。

12/10(火)

野村 暢彦Nobuhiko Nomura

題名:微生物社会学:生物界究極の環境適応型組織形成システム
内容:単細胞である微生物も、会話し、群れて集団になり微生物社会を形成していることが近年の最新科学で明らかになってきた。興味深いことに、集団(構造)は環境に適応して変化することもわかってきた。そこには、微生物の様々なコミュニケーションシステムや多様性を生み出そうとする仕組みが関与している。40億年の間、どんな環境変化(気候大変動等)にも最終的には適応してきた微生物について、そのふるまいそして微生物社会における組織体制と人間社会を比較しながら考察する。

12/17(火)

風間 八宏Yahiro Kazama

題名:組織における基準の作り方
内容:チームを率いる上で、明確な基準を示すことは重要な要素である。組織内ではっきりとした基準を共有していると課題の解決方法は明白になり、起こり得る問題を未然に防ぐこともできる。講義ではサッカーチームで起こる事例をもとに、映像も参考にしながら、“絶対を作る”、“言葉を使う”、“目を合わせる”などの観点から組織における基準の作り方について考えたい。

12/24(火)

梅村 雅之Masayuki Umemura

宇宙・生命・医療の学際融合
内容:近年,学際融合による新たな課題の創出が求められることが多くなってきたが,真の意味での学際融合は実際には簡単ではない。これまでの経験から,真の学際融合は深い専門性の追求の中から生まれてくると感じている。講義では,宇宙物理学の専門性の追求によって生まれた生命起源の探求や新たな医療技術の開拓といった学際融合の事例を紹介し,新しい視点や発想に基づいた課題創出力はいかにして醸成していけばよいかを考えたい。

1/7(火)

山海 嘉之Yoshiyuki Sankai

題名:サイバニクス×AIで拡張する革新的サイバニックシステム
内容:「人に寄り添う革新的テクノロジー」の研究開発から社会実装に至るまで、好循環のイノベーションを推進する「サイバニクス」。『人』+『サイバー・フィジカル空間』を融合複合する『サイバニクス』は、あるべき姿の未来や社会変革を実現する「革新的サイバニックシステム」へと具現化されていく。本講では、次の社会変革・産業変革となる「Society 5.0/5.1」、『サイバニクス産業』への取り組みについて講述し、議論や問題提起を行います。

1/21(火)

石井 裕Hiroshi Ishii

マサチューセッツ工科大学教授、メディアラボ副所長。
日本電信電話公社(現NTT)、NTTヒューマンインターフェース研究所を経て、1995年、MIT(マサチューセッツ工科大学)准教授に就任。国際学会 ACM SIGCH(I コンピュータ・ヒューマン・インタラクション)における長年にわたる功績と研究の世界的な影響力が評価され、2016年に CHIアカデミーを受賞、2019年には、SIGCHI Life Time Research Award(生涯研究賞)を受賞。

1/26(日)

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