筑波大 STEAM Leadership Program

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第10日目 永田 恭介 氏 講演

10日目 永田 恭介 氏 講演

11/5(火)『大学から見える日本と世界』を講義

筑波大学長と国立大学協会長を務める中で、大学とはなにか、日本の大学と世界の違い、今後の大学の在り方、将来に向けてなどを講義。少子化の進む中で、労働集約型経済から知識集約型経済へ、そして一極集中型社会から地域分散型社会へと変動している。個々の能力開発が必要にせまられる現状。そこで大学の在り方が見直される。人口減となり高等教育への国投資増は見込めない、国力向上のためには地方の活性が不可欠、最先端技術がいっそ必要となり、超知的基盤社会時代となりそれをけん引する人材力だ。

 

筑波大学では、高い専門性の基盤となる幅広い知識を身につける総合智教育、AIとその基盤となる数学やデジタルサイエンスに関する教育の充実や、国境や機関の壁を越え世界中の資源を積極的に活用した教育に充実、SGU(スーパーグローバル大学創成支援)など武者修行をさせたい!と学長が力を入れて導入している。

 

学長から2つの事を投げかけられた。分かりやすく導いてくれたので紹介します。

1.オープンイノベーションって何?

「アポロ計画の事だよ!」「壮大な夢!どの人も参加できる!!参加できる人は参加するすなわち何のバリアもなく万人が参加できる事、アメリカには根づいているんだな~」

いちいち、説明しなくても自らできる事に手を挙げ参加する。メンバーをチョイスして始まるのでなく、自由に誰でも参加できる本当のオープンイノベーションであった。

 

2. Ph,D  Doctor of Philosophy(博士号)って?

「明日、流行るラーメン屋をやれる人!だよ!」と学長・・・

Ph,D=研究者は物の本質に迫る事を身に付けた人。物事の本質を徹底的に調べて作り上げる事ができる人でないと研究者での成功はないという。だから、流行るラーメン屋さんもそれに相当するということだ!!

儲けようと考えるより、物事の本質に迫る事を身に付け行動する方が後の成功につながる。

課題を見つけてそれに向かって行動する、本質に迫りまくる!課題創造のキーワードだ!

 

学長の楽しい話と落合先生の質問と我々の質問との問答で時間が割かれ今回はワークの時間が少なくなったが、「やりたい事を4ワード、5ワード」で考えようでした。

 

筑波大学って、地方の田舎の大学というイメージが強いが、未来を見据えて着実に進化し続けている事がこの講義で分かった。高等師範学校から東京教育大学へはじまり、研究大学としては東大より歴史長い大学で、日本のエコノミー大学の中でも重要な立ち位置に筑波大学はある、今後の可能性を踏まえたそこからの発信が楽しみになった。

  

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