筑波大 STEAM Leadership Program

新着情報

第8日目 掛谷 英紀 氏 講演

8日目 掛谷 英紀 氏 講演

10/15(火)

『「先見力」を科学する』を講義

先見力のある判断ができる人と、そうした判断ができない人の差を、企業倫理や技術者倫理に関する事例研究と、インターネット上の言語資源を利用したビッグデータの機械学習による定量的研究の両面から話され、前者については、東日本大震災における成功事例を中心に紹介し、後者については国会会議録やブックレビューの分析結果を中心に紹介。

「建設中のスカイツリーは3.11の地震時に地震による被害はありませんでした。」当たり前のように聞こえる話しだがこの話には「先見力」が深く関係していた。建設中のスカイツリーに制振ダンパーが取り付けられていたのだ、ダンパーの取り付けは義務付けられてはいない。台湾タワー建設時に地震災害があった事を知っていた建設業者が万が一の事を見据え、設置したのだという。みごとに「先見力」があった事例だ。

事例を聞かせてもらうと、そんなに難しい事はない。と思ったが、「先見力」とは他の人が気づいていない将来起きることを予見する力。と将来起きるかもしれないことに備えて適切に行動する力。この両方が揃うことにより意味のあるものとなる。

 

ワークでは、それを実践するためのアイデアだしを行った。

1.将来起きると思っている事で、他人がそれを予想していないと思う事を説明せよ。

2.多くの人が将来起きると予想しているのに、十分に対策がなされていない事。対策が進んでいない理由を考察せよ。

やってみると結構難しく、初めは受講生皆で固まっていたが、落合先生の「身近な事で考えてみたら!」というNiceファシリテーションで徐々に頭がほぐれ、最後にはその内容で議論できていた・・・ホッ(´;ω;`)

 

TOP

お申し込み