筑波大 STEAM Leadership Program

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第2日目 櫻井 武氏 講演

9/3(火)
『真に革新的な研究はいかにして生まれるのか』を講演
睡眠とは何か、メカニズム、覚醒のステージ・睡眠の効用など基本的な事から始まりました。「覚醒と意志力」中の、内発的な動機付けの話は関心でした。頭を使って行うような事は報酬を与えなくても達成感があるので生産性とは無縁。簡単な事は報酬を与えた方が生産性は上がる。内発的な動機付けに覚醒が関係し、覚醒は睡眠に関係している。奥深い!

覚醒だけで見ても色々な事が分かる、ドーパミンニューロンの性質も報酬予測がゼロになるとやる気がなくなることや、前頭葉皮質の実行機能などにより、未来があるから未来のために出来るのは人間だけで、覚せい剤は、薬により作動しドーパミンを出させてしまう。良くない例。
覚醒の「安定性」の維持に重要な物質それは「オレキシン!」櫻井先生方が発見されたすごい物質(神経ペプチドの一種)だ。覚醒の安定を図ると神経疾患者への対処や更なる開発が進んでいる。さらに覚醒を軸に冬眠と睡眠の研究へ進み現在研究中の話も聞く事ができ睡眠の奥深さを実感させられた講座でした。

『真に革新的な研究はいかにして生まれるのか』の回答は、仮説をたてて研究をしていてもなかなか答えはでず、ひょんなことから生まれる事の方が多々ある。1日目の講座と同様パッションが鍵を握っているようでした。

【余録】

睡眠について、

*食後は血統値が上がるので眠くなり、オレキシンのアクティビティも下がるので眠気を感じる事が多い。

*いつ寝ようが連続した睡眠時間が必要。(寝だめはできません。寝たりない部分を補っています)

*昼寝は20分程度が最適。(深い眠り30分以降に入る前に止める事必須)

*睡眠誤認が多い、本人は良く寝ている、良く眠れてないと思っていても、本人の体感はあてにならない。

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